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マリアが俺の腕の中に返ってきた。 幻じゃないよな? 遼はまだ信じられないようなふわふわした気持ちでいた。 どうしよう。 すっげー嬉しい。 夢みたいだ。 俺の女神。 本当に夢のような展開。 会えたらそれだけでラッキー、 願いはしっかりフッてもらうことだったのに、 「あの時も今も変わらず遼が好き」だってさ。 もうマリアには見つからないようにしながらも頬が緩みっぱなし。 今日も二人は一緒にいられないだのなんだの言いだしてたけどそんなことはもう聞かない。 マリアには俺の本心をちゃんと伝えた。 俺よりいいと思う男がいたら潔く身を引こう。 でもそれまでは…俺からは絶対コイツを離さない。 俺の二年分の後悔なめるなよ。 多くは望まない。 会えるときに会えればそれでいい。 俺はマリアが好きだ。 マリアだけを愛してる。
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