第一部 1.

14/16
前へ
/607ページ
次へ
まるですべてが夢だったんじゃないかと思えるくらいだったけど、 すぐにとんとん拍子にメジャーデビューの話が決まっていき、 アイツが残した足跡はしっかりと俺たちの人生を変えていった。 気が付けばあのシェアハウスのリビングで酒を片手にアイツの作った料理をつまみながら皆で語っていた俺たちの夢通りとなっている。 いろんなことに挑戦したかった俺、 元々プロデュースに興味のあった千紘、 仕事はほどほどに自由に楽しみたい櫂、 ミュージシャンとして腕を磨き続けたい絢人と直樹。 みんな好きなことやってる。 住むところだってあのシェアハウスを脱出して今ではみんな同じ高級マンションにそれぞれ部屋を借りている。
/607ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1036人が本棚に入れています
本棚に追加