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お前の世界にもう俺がいないのなら、 それでもいい。 それでももう一度だけ会いたい。 その時はせめてきちんとさよならを言わせてほしい。 お前の幸せだけを願っている。 ~~~~~~~~~~ 聞きながら、 ちゃんと正面から向き合わず、 自分の思いを伝えることもせず薬飲ませて逃げるなんて、 どれほど最低のことしたんだろうと、 そんな自分の行動が今更恥ずかしく、 激しい後悔と罪悪感に襲われる。 そんな最低の私なのに遼はいつだって自分のことよりもまず私のこと考えてくれて。 遼の温かい思いやりが嬉しく、 もうただ涙だけが流れるけどなんで涙が流れてるのかも分からない…そんなぐちゃぐちゃの気持ちになっていく。
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