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「あー、 ルークって今回同行させてるアメリカ人のスタッフなんだけどね、 一緒に食事してたんだけど千紘と意気投合して上のバーに飲みに行ったよ。 沙紀も合流しただろうからやられた~って思ってるだろうね」 そう、 本当に今回は完全に沙紀に嵌められた。 何が女子会よ。 もう。 おとなしい顔してやること千紘と変わらないじゃない。 私がぶつくさ言ってると遼が何を今更って感じで言う。 「当たり前じゃん。 あの千紘と付き合ってるんだぜ。 今や俺ら誰も沙紀姐には逆らえないんだから。 っていうか、 その男と寝たいならスタッフがとかって何?」 あ、 引っかかったのはそっちか。 遅ればせながら気が付く。 何って言われても。
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