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今にも泣きそうな顔をしているだろう私を見つめて、 遼が意地悪な顔をふっと引っ込め、 代わりに呆れたような顔をする。 「マリア、 相変わらず天然だよな。 見当違いのこと考えてるだろ。 あのさ~、 お前、 今、 俺とこうやって裸でベッドにいて”遼といられないの”とかそれ、 説得力あると思ってんの?」 え? 「俺は芸能人でお前は一般人で確かに相応しくないと思う気持ちもわかるけど、 俺、 気にしないし」 は? 「お前がなんて言おうと俺、 もうお前のこと手放す気ないから」 何言ってるんだろう。
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