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アメリカ人という国民性のなせるワザか、 単に若いせいかはわからないがルークという人間はビジネスライクな伸也と違って妙に人懐っこかった。 最上階のバーで千紘とルークは一緒に酒を飲んでいた。 「千紘?。 紗羅…彼女を落とした男の話聞きたいな。 あの彼女がそれだけ引きずる遼って人、 どんな男?歳はいくつなの?」 そっか、 あいつの名前、紗羅って言うんだ。 …しっくりこないな。 マリアはマリアだ。 「え~と、 もうすぐ24かな」 「嘘、 同じだ」 「あ、 ほんと?俺も24だぜ」 また盛り上がる。
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