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そういう見た目じゃなくてなんていうの?纏う雰囲気というか威圧感というか。
凛としてて隙がなくてさ」
ルークの言葉に記憶を取り戻した後のマリアに自分も思わずも気後れしたんだったなと思うが、
なんとなくかっこ悪くてそれは黙っておく。
「そっか?でもあいつの検討違いなことでウジウジしてる姿とか俺や沙紀のトリックにまんまとハマるところとか、
やってることはアホそのものだぞ」
それは事実だ。
マリアがどれほどすごい人間だろうが一本ずれてるところがあるには違いない。
「紗羅に向かって馬鹿とかアホとか言う人に会ったの初めてだよ」
ルークは苦笑いを浮かべる。
そう言えばマリア自身ももそんなこと言ってたな。
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