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ザッ
タタッ
スッ
ドンッ
「っ痛」
俺は今、仰向けに倒された。
「……誉っ」
俺の顔を上から除きこんできた庵。
しかし直ぐに、庵もその場に崩れ落ちた。
俺は起き上がり、庵を見る
頭を垂れ、庵は苦しそうに息切れをしている。
「…はっ…、いよいよお前を越えられる段階に近づいてきたかな…?」
そんな庵に、俺は言う。
アルファと、美月が俺たちの元に駆け寄ってきた。
「お兄ちゃん…」
「師匠!」
俺はアルファに、庵は美月に支えられた。
「ハハッ……いいよいいよ美月、俺に触れていいのは女の子だけだ…」
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