第1章

3/4
前へ
/4ページ
次へ
冬のある日バイオリン弾きの少年は いつものようにバイオリンを弾いていました。 いつもと違うのは観客がいること。 盲目の少女が彼のバイオリンを聴いているのです。 一曲弾き終わった時、少女は あなたのバイオリンって素晴らしいわ と彼を褒めました。 彼は、つれない顔で 僕を褒めても意味ないよ と言いました。 少女が、どうして と尋ねる暇もなく 少年はバイオリンを弾き始めます。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加