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私が夫に母に返事をすることを告げた後、
夫はこんな冗談も忘れなかった。
「但し、うちにそれだけのお金があればだけどね。
そこはお前に任せるよ。
俺はお金のことは全くチンプンカンプンだからね。
そこは頼むよ、俺らが路頭に迷わないように
しっかり計算してくれよ」
そして、こうも付け加えることを忘れなかった。
「おい、お金は貸すだけだからな。
ちゃんと返してもらってくれよ。
俺たちには食べさせてやらなければならない
可愛い子猫が二匹もいるんだから」
「この子猫たちはちゃんと食べさせてやらないとうるさいぞ。
にゃんにゃん泣きわめくぞ。
それも美味しいものを食べさせてやらないと、
すぐに機嫌が悪くなるからな。
本当に我が家の子猫たちは厄介なもんだ」
そんなことを言う夫の顔は穏やかでいたずらっぽかった。
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