突然の捧げ物

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ちっ。 牧田と担当か。 どうせなら、成瀬くんとが良かった。 可愛い男の子と話してるほうが時間の使い方が有意義だ。 「地味子、あったぞ、段ボール。サンキュー。」 サンキューって何だよ。 軽いんだよ。 心の中で毒付いて、それは良かったです、と感情のこもっていない返事をした。 午後の仕事を定時まで終わらせようと手を早めていると、またも牧田登場。 「地味子、今日、社員旅行の打ち合わせ行くぞ?どーせ、予定なんてないだろ?」 思わず、睨みを効かせてしまう。 予定は… 確かに別れたばっかでないけど、何その、決定事項。 「えーと、ちょっと待ってください?」 スマホで予定をチェックするふり。
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