コルド・ノーチェ

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【過去について】 コルドは北地区の四方守であるアガタ・ノーチェとその妻のアヤメ・ノーチェの間に生まれた。幼い頃は二人に溺愛され、家の中では幸せに暮らしていました。ただ、様々な要因で傷だらけになって家に戻った頃、母から自分達黎狼が人間達からどんな仕打ちを受けたかを聞かされるようになった。その内容は私怨じみている部分もあることにコルドは気がついていたが、それを語る母の様子が恐ろしくて口には出せなかった。ちなみに、コルドはアヤメの特殊能力については何も知りません。 そんなコルドは昔から少し女の子にも見えなくもない顔立ちだった上に、周りの男の子と比べるとかなり弱かったので、よく弄られ苛められていました。そのため、よく大道場で師範たちに教えてもらう場をサボって図書寮に入り浸っていました。けれど、サボってきているのでたまに探しにくる師範達に捕まらないように色々なところに隠れたりしてやり過ごしてました。……たまに司書に居場所をばらされて連れ戻されたりしていたようですが。 そんなことがしばらく続いていたのですが、あるとき、女の子がコルドをいじめっ子達から助けてくれました。コルドはその時助けてくれた女の子の力強さにあこがれ、よく女装して人前に現れるようになりました。服は母の子供の頃に着ていた服を勝手に着てました。最初は父親が猛反対していましたが、それが何年も続くと諦めて受け入れることにしたようです。 その頃から、自分を女の子だと思った人が男だと知ったときの驚きようなどの反応が面白い、と感じたコルドはわざとどちらか分からない格好をしたり、女の子っぽく振舞ったりするようになりました。その関係で、現在も女の子の服にも詳しいし、着付けもできるし、簡単なものだったら髪形やメイクも弄れるようになりました。女性として振舞える最低限の知識はあるようです。 その後、内記になったコルドは初日から女装して怒られ、屋敷内では普通の格好をして過ごすようになりました。けれど屋敷の外ではたまに、コルドが女装して歩いている姿を目撃したとかいないとか。コルドが内記になった時期はまだ正式には決まってないですが、個人的には30年~20年くらい前だと思っています。 このことに関して疑問や質問、過去の設定に関する許可事項がありましたらどうぞ。
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