その後の彼が会社を辞めない理由

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比呂斗が…………好きすぎて…………めちゃくちゃに抱いてやりたいのに、壊れそうで怖くて。 「…………お前、こんな優しいのでいいの?」 比呂斗が不思議そうに首を傾げる。 「俺…………」 その通りだと思うのに、なぜか唇も指も震えて比呂斗の肌を滑るだけだった。 「俺……………………比呂斗にされたい、みたい」 言った途端に猛烈に恥ずかしくなって、耳まで真っ赤に染めて顔を隠す。 うわ、ありえん!! 気持ち悪すぎるって…………。 「…………まじか」 うわ、比呂斗も完全に引いた。 今度は顔面蒼白になって、両手で必死に顔を隠す。 膝が震えて、俺は力なくそこにしゃがみ込んでしまった。
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