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「何にもないw」
そう、何にもないのである。
いくら探しても岩、岩、岩と岩祭り。
体感だが20分ほど歩き回っただろうか……
どこを見れど同じ風景で流石に飽きてき
た。
「いくら何でもこんだけ何にもないと参
っちゃうなw」
その時何かが近づいてくる音が聞こえて
きた。
「おぉ?第1村人発見か?w」
と期待に胸を膨らますものの、程なくし
てその期待は裏切られた。
現れたのは大きさの獣。
「デカイ……ライオン?w」
そう、今まさに目の前にいるのはライオンのような獣。
ただしサイズがおかしいのである。
自分の何倍もの大きさがありその口に生
え揃う歯はとても鋭利な刃物のようであ
り、鬣のようなものはウネウネと蠢いて
いる。
そしてライオン(仮)はこちらをじっと見
ている。(重要)
「反らすな、反らすなよ俺、クールにな
れよw目の前にいるのはきっと野生のラ
イオン(仮)wきっと気を抜けばお陀仏す
るw」
少しずつジリジリと後退する。
すると急にライオン(仮)はその大きな口を開けて……
ライオン(仮)「ここまで知性があるタイ
プは初めて見たな」
「喋ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁ!?w」
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