Lesson 1 ゲームのはじまり 【 MIKI 】
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たまきの華奢な手を 今だとばかり僕は強く握る。 「いいわ。あなたが賭けに勝ったらあげる」 小さな女の子みたいな声で たまきは言った。 「何を?」 恥ずかしそうに視線をそらすから 「ねえ、ごほうびはなあに?」 僕はいっそう興味津々 赤い唇を追いかけて顔を近づける。
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