第五話  夏の終わりに

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純が考えたまさかとは…。 店に戻った純は、晃司に言った。 「にーちゃん、アキには手出すなよ」 怖い顔をして、純がそう言うと、晃司は笑い出した。 「純、お前が惚れるのも分かる気がするよ。 お前の好きになる女のタイプって、昔からかわんねーな」 晃司は純が小さな頃から知っている。 だから、純がどんな人を好きになるのかも。 そして、この二人には因縁の過去がある…。 「純…、アキちゃんはお前の手に負える女じゃねーぞ。 恐らく…、とんでもない過去を持ってる…」 純と晃司の因縁の過去…。 「にーちゃん、アキだけは絶対に譲らないからな。どんなことがあっても…」 純と晃司の好きな女性のタイプは、実はとても似ている…。
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