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純は晃司に逢えた事がよっぽど嬉しかったのか、早くに酔っ払って寝てしまっていた。
みらいも寝てしまったので、アキは帰ることに。
『百合子さん、そろそろ帰ります。
今日はありがとうございました』
ソファーで寝ているみらいを抱き上げようとした時。
「アキちゃん、俺が送ってくよ」
晃司はそう言って、みらいを抱き上げた。
『晃司さん、家は近くなので大丈夫です』
と言ったのだが、晃司はさっさと家を出て行った。
この時の晃司を見て、百合子は嫌な予感がした。
アキは慌てて晃司を追いかける。
「アキちゃん、百合子さんとこのアパートで暮らしてるんだよな。
あのアパート、俺が昔住んでたアパートなんだ」
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