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『離して!晃司さん離して!』
アキが何度も言うが、晃司は離さない。
「アキ…、俺を助けてくれ…」
晃司は小さな声でそう言った…。
抱き寄せる力が弱まり、アキは晃司から離れた。
『晃司さん…』
アキは呆然と晃司を見つめた。
そして、晃司の唇がアキの唇に重なる…。
アキは拒む事が出来なかった…。
一度、離れた晃司の唇…。
二人はまた見つめ合い、アキは晃司のその瞳に吸い込まれるかの様に、晃司の唇にまた唇を重ねた…。
晃司はアキを抱きしめ、アキは晃司の身体に腕を回した。
何故だろう…、何故…、自分はこんな事をしているのだろうか…。
アキは分からなかった…。
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