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マリエが発した”父が…”その言葉に、桜田は何があったのか検討はついた。
桜田の考えが当たっているとすれば、マリエがこれだけ衰弱しているのも納得がいくのだ
眠っていたマリエが目を覚ましたのは真夜中だった。
桜田がマリエの手を握ったまま眠っていた。
「優一さん…」
マリエは優一のその姿に、涙がボロボロこぼれた。
「マリエさん…」
目を覚ました桜田が、泣いているマリエを見つめていた。
桜田はマリエの手を強く握った。
マリエは桜田に抱きつき、声をあげて泣いていた。
こんなマリエを、桜田は強く抱きしめた。
「優一さん…、私を助けて…」
マリエはそう言って、桜田にキスをした…。
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