眞弓の最後のプレゼント

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´      ▼  真弓も絵一と同じように、いままで絵一と過ごしたイヴの夜が、 ただ飲んで騒いで笑って、子供のように過ごしてきたイヴの夜が、 思い浮かんでは消え、また思い浮かんでは消えてゆくのだった。 絵一ぃ…… あたしたちの思い出が……走馬灯のようにして巡って、 少しずつ遠ざかってくょ……  ・・・明日はクリスマスイヴ。  真弓は、同じ日に生まれて双子のように育った、世界で一番好きな人に、 今、自分にしか出来ない、最後の贈り物をしてあげようと思った。 ´
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