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「ああ。マンハッタンで暮らしている内科医だ。」
デレクは答え、ルイスと目を合わせると、頷きながら話しを続ける。
「両親が他界したあと、血の繋がりのあるたった1人の兄は、掛け替えの無い存在だろうな。
俺も誰かを庇うとしたら、それは家族だ。」
その時、ルイスが目を見開いて言った。
「ヒュート…。
この名前を他にもどこかで…。」
そして記憶を呼び覚まし、はっとして叫んだ。
「勤務表だ!
アーリーローズの非常勤の医者だよ!」
デレクは目を瞬かせたが、ルイスはすぐにスマホを取り出し、病院へ電話した。
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