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「シンク、貴方はまだ生きたいの?」
「勿論…。か、のうで…あれば。……俺は、もっ…、いきたい……!」
視界が霞む。
もう、現実なのか夢なのか
わからない。
「しっかりしなさい!」
彼女の声だけが頼りだった
「シンク・ロード!貴方は、私。サチェルタ・ルーンとの契約に同意するの?」
「……同意、……するッ!はぁ……」
「サチェルタの契約者になることを望むの?」
「望む………!」
意識が……もう。
「サチェルタ・ルーンはシンクとの契約に同意し、契約者になることを望むわ!」
指に……なにか……
嵌めた?
「シンク!しっかりしなさいよ!死なせないんだから!!」
俺の意識はそこで
途切れた。
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