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暖かい。
チクリ。
指先に痛みが走る
「ッ!?」
痛みが走ったかと思えば
指先になにかか這っている
「…………ん?」
シンクは恐る恐る
ゆっくりと目を開ける。
「!!」
ペロリ。
「あ、起きちゃいました~?シンククン?」
初対面のハズなのに見覚えのあるオレンジ髪の人物
が、指から出てる血を舐めていた。
「→※▼§∬⌒∝Ιッ!!」
いきなりの出来事に、シンクは飛び起きた
「そんなに慌てると、傷口が~」
「……っ!」
慌てて、上着を脱いで確認するシンク。
「……!?な、い?」
あるハズの縫い目や傷口が見当たらない。あった場所を指でなぞっても見当たらない。
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