目の色を変えたいの。

5/8
前へ
/45ページ
次へ
二人の父。センリは、サータと真逆の"エクソシスト"。聖職者で、教会の牧師をしている。 なぜ、この二人がくっついたのかは、また別の話にて。 <吸血鬼同士の吸血行為は禁忌とする> 「ふーん、吸血鬼同士では血を吸っちゃダメなんだー。そうだよねー、共食いになっちゃう」 手当たり次第に、パラパラと本を読むミーア。 ふと、手が止まる。棚の中にある、古めかしい1冊の本。 何となく、ミーアはその本を手にしないといけないと感じた 「……なんか、読みなさいって、言ってる感じがする。……この本、借りちゃお…!」 ミーアは、母に内緒でその本を借りることにした。 (あり得ないけど、もしかしたら、目のこと……どうにかなるかもしれない!) ちょっとした、期待と妄想、願望を胸にミーアは部屋を出でた。 元々、素質があったミーアは、面白いように本を読み進めていった 面白い!楽しい!不思議! やってみたい! そういった、感情が駆け巡るようになった
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加