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「帰りは妾がゲートを繋げてやろう。家の中にな。」
「あ、ありがとうございます。」
「よかったね!十夜。一時期はどうしようかとおもったー」
ミーアは胸を撫で下ろす。
ぺしっ。
「本当、ミーアは後先考えないんだから…」
「ごめんなさい。」
サータはミーアの頭を軽く扇子で叩いた
「さて、貴様は本当にミーアと契約するのか?」
「……え、なに言ってるの?お母さん」
唐突に、サータの冷たい声が貫く
「……もちろ
トンっ
十夜がいいかけた途端、サータは扇子の先で十夜の胸を突く
「妾は貴様に聞いているのだ」
<クカンジ・タ・レサンイウフ・ヨメザメ>!
ばさっ!
…………ッ!」
十夜の背中から、骨組みだけの羽が生える。そのまま、十夜は力が抜けたように膝をつく
十夜の口角がつり上がる。十夜の雰囲気が変わった。十夜から殺意を感じる。
「……よく、ボクを表に出せたね?褒めてアゲルよw」
「貴様が十夜のオリジナル人格であろう?クククッ」
サータは楽しそうに、ニヤリと笑う。
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