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「どう言うことなの?」
「奴が極端な人見知りになったキッカケはな、我ら人間が作ったんだよ」
サータはしゃがみこみ、扇子で十夜の顎を持つ。
「……く、っ。何を、した……。」
サータを睨み付ける十夜
「少しばかり我慢しておくれ?」
どうやら十夜は拘束されていないのだが、動けないようだ
「今からする話はな、被害者の少年に配慮されて、表沙汰にならなかった事件じゃ。
その少年の家族と、治安警備隊しか知らぬ事件の真相。クククッ」
すぅ…
「……ンっ、……ふぁ…ッ」
扇子の先で、十夜の首から顎を撫で上げるサータ。
「面白いほどに、敏感じゃな?思い出したか?」
「……ぁっ。何の、事かサッパリwww……ん。」
「そうか、なら妾が話すぞ。十夜」
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