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(……ちょっとくらい、いいよね?)
ある日、ミーアは母の書斎に侵入した。普段は、鍵かかかっているハズなのに、その日は、鍵かかかっていなかった。
ドアの隙間から、射し込む光。何となく、ミーアは呼ばれたような気がして、気づいたら、書斎に入っていた。
「うわぁ……。占いやら、魔術やら……、オカルト関係の本ばかりだ…」
二人の母。サータは、"サタニスト"。所謂、悪魔崇拝者である。
「本物なのかな……?」
そのせいなのか、サータは常にオカルトオーラを発している。
(……そう言えば"ルチ"って………、小悪魔だったけ?)
ルチとは、サータのペット的な悪魔の名前である。常にサータの回りを浮遊している、が
相性がよくないと、見えないらしい。ミーアとユーニは見える側だった
「……本当に、魔法って……あるのかな?」
一冊の本を手に取りパラパラとめくる。
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