2人が本棚に入れています
本棚に追加
「礼を言われる筋合いはない。
───これは私の仕事だ」
桜城かなでは続ける。
「それに礼を言うならこっちもだ。
新種の誕生を防げたんだ」
おそらく彼女は『新種』の正体に気づいていたのであろう。
そして沙樹と沢岸あやなの関係にも───。
教室に戻ると不思議なことに、
沢岸あやなの机はなかった。
いや、彼女だけではない。
桜城かなでの席も───。
最初のコメントを投稿しよう!