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1階についた榛斗は２つ目のメールをもう一度読むためにトイレをわざわざ座って用を足した。
２つ目の内容を要約すると、この携帯に供えた能力を総称して「環境携帯」と呼ぶらしい。
そしてこの能力の内容は、自分の周りで起こることを予知する能力である。
この能力は一見すごいかもしれないが、弱点もある。
それは自分がどうなるのかは書かれていないのだ。
「環境携帯」の環境は自然という意味ではなく、周囲の物や状態を指す。
もしかすると榛斗は「環境携帯」と目に入った瞬間にある程度の能力を把握していたかもしれない。
榛斗はトイレから出て、洗面所に向かい、洗顔をした。
そしてリビングに入ったのが07:03でちょうど母がパンを焼いていた。
朝食ができるのを待ちながら榛斗は元からついていたテレビを見ていた。しかも8chである。
07:05になり、母がパンを持ってきた。
パンのみみが結構焦げていたが食べられないわけではなかった。
パンを食べていると時間が立ち、07:09になった。
スポーツニュースに変わり、桜井という人が引退を宣言している会見の映像が流れた。
この後も携帯通りに物事が進んでいき、榛斗は自分が勝ち組であると確信した。
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