『No.1/槙原敬之』

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お互い、まだ仕事が楽しい時期だし、 すぐ結婚しなければならない理由が、 あるわけでもない。 気障なことを承知で言えば、 ふたりの恋を、ゆっくり育てていけば、 いいんじゃないかと思うのだ。 今までよりも、もっと、 ずっとステキな恋にしていければと。 結婚だの、同棲だの、 お互いを束縛できる言葉は、 たくさんあるけれど。 今は、この恋を、 ゆっくり育てていくことが目標で、 いいんじゃないかな。 一緒にいると、分かることがある。 例えば、彼女のしゃべり方が、 少しだけど、僕に似てきたこと。 僕も似せられてしまったこと。 もっと、自分に似せてしまいたいって、 心の中で思っていること。
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