『No.1/槙原敬之』

6/17

71人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
「お前も、彼女の1人や2人、  居らんわけじゃなかろうに」 「2人もいたら大変だよ」 いつもいつも、同じことを言う母に、 僕は苦笑して答えるしかない。 母の言いたいことは、 よく分かっているからだ。 母だって本当に、 彼女が大勢いるなんて思っていない。 むしろ、 「心に浮かぶ、お嬢さんがあるんやろ」 そう言って、 僕の図星を付いても来る人だ。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

71人が本棚に入れています
本棚に追加