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楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまう
時計を見ると帰る時間
9月下旬の夜は寒いな
俺はもうブレザーを着ている
「亮…?寒くないの?」
ブレザーを着ている俺に比べて
亮はワイシャツ
「…俺暑がりだからさー」
「そっか、風邪引かないようにね?」
「幸多もな?」
「うん」
それから「また明日ね」と、言い帰る
俺が閉めた扉の向こうで亮が
「もう、潮時……かな」
と、言っていたのを俺は知らない。
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