第二章

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楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまう 時計を見ると帰る時間 9月下旬の夜は寒いな 俺はもうブレザーを着ている 「亮…?寒くないの?」 ブレザーを着ている俺に比べて 亮はワイシャツ 「…俺暑がりだからさー」 「そっか、風邪引かないようにね?」 「幸多もな?」 「うん」 それから「また明日ね」と、言い帰る 俺が閉めた扉の向こうで亮が 「もう、潮時……かな」 と、言っていたのを俺は知らない。
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