第三章

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屋上の扉を開けると 儚い亮の姿が視界に入る。 最近増えたこの表情 何かを想っているようなこの表情 この表情を見ると 胸がもやっとする ----俺を見てほしい… ……って 俺は何考えてんだよ? 「亮、来たよ」 「おっ、座って座って」 と、ペチペチ地面を叩く 亮の隣の席 俺の特等席。 「亮まだワイシャツなの?風邪引くよ?」 まだワイシャツを着ている亮 風邪を引きそうで心配だ。
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