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「馬鹿ぁ………りょ…ぅの馬鹿ぁ…」
溢れてきた涙が止まらない
亮が本当に此処に居ないなんて
触れるのに
亮に触れてるのに
亮の身体は冷たい
「騙しててごめんね?
俺ももう直ぐ潮時だと思ってたんだ」
そう言い視線を下に移す亮
「……許す!許すから逝かないでぇ!!」
亮の身体が薄くなっていってる。
「幸多……こっち向いて」
「な…に?」
「俺が居なくなっても幸多はちゃんと生きるんだよ?
俺は幸多と居れて楽しかったよ」
亮の方を向くと
---チュッ
「え?」
唇にキスをされる。
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