最終章

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亮が消えてから2週間が経った 歌うのは俺が一番上手いってさ 亮のおかげだね 俺は放課後の屋上で1人で歌う 亮と歌ったこの曲を 今は1人で 涙がこみ上げてくるが今は泣かない もう、沢山泣いたからね。 「亮…ありがと……大好き」 そう、俺が言うと 何処からか暖かい風が吹き俺を包んでくれた気がした。 俺は亮と何時も座っていた場所に腰を下ろす。 「───っ」
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