第一章

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「亮で良いよ」と笑い、それから少し遠くを見るような目をする 「失恋か…俺もしたことあるなぁ……」 少し儚いような今にも消えそうな笑顔を見せる亮 何故か 何故か少し 胸の辺りがドキッっとしたような …そんな気がした 「ごめん、いきなりそんな事聞いて」 「ううん、大丈夫だよ」 また、元の笑顔に戻る ………さっきのは何だったんだろ? 「幸多は何か歌でもやってるの?」 「俺、合唱部だから」
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