第六章 魔 王

38/39
前へ
/252ページ
次へ
でも、私にはそう思えない。 逆に、神仏を信頼しているのかもしれない。 これしきの行動で、神仏が怒るほど、小さな存在ではないと信じているのかもしれない。 そして、神仏の名に着せて、好き勝手振る舞う人間を嫌悪するのかもしれない。 何より自分は天に選ばれたと誰よりも信じている人だからだ。
/252ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5608人が本棚に入れています
本棚に追加