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「なんだなんだ?トシと総悟はまた喧嘩か?まったく仕方ない奴らだな」
『お早うございます近藤さん』
「おぉ杏奈ちゃんお早う。今朝も相変わらず美味そうな飯だな。毎日ご苦労様」
『いえいえ』
「それより聞いてくれよ杏奈ちゃーん。お妙さんがさぁー最近まためっきり綺麗になっちゃってさぁー、そりゃお妙さんが綺麗になることは俺だって嬉しいよ?だけどさぁー毎日彼女を陰ながら見守ってる彼氏候補の俺としてはさぁ、」
『近藤さん、早く食べないとお味噌汁冷えますよ』
「…ん?あぁそうだな。でさぁ、俺も心配なわけよ彼氏候補としてはさぁ、」
『あーたしかにー。バナナの皮って何かに利用できたらいいですよねー』
「あれっ?ちょっ、俺の話し聞いてる?バナナの話しなんてしてないんだけど俺」
この場も静かに立ち去ることとしよう。
「お早う杏奈ちゃん」
『あぁお早うございます山寺さん』
「山崎、ね。誰だよ山寺って」
『あぁすみません山下さん』
「だから山崎、ね。 つーか毎日毎日人の名前わざと間違えて呼ぶのやめてくんない?いい加減ちゃんと呼ぼうよ」
『すみません。私、印象薄い奴の名前覚えるのが苦手なもので』
「奴呼ばわり?!」
これが毎朝繰り返される私の日常。
私が此処にお世話になり始めて早1年半程経とうとしているが、1つだけわかったことがある。
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