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うどんの会ひらく?
日曜の午前中…9時過ぎくらいから、何やらまたかつおぶしのにおいがして…ソワソワしだしたミロが、リビングの少しだけ開いた窓から身を乗りだそうとしている。私はミロを抱き上げこう言った。
『ミロ、今日はうどんの会をひらくんだって』
『お母さんマンション行ってくるから』
『何?』
『うどんの会をひらくんだって~』
『うどん?作るのかしら?』
私もそう思っていた。お母さんとの会話をしてる側から、ミロは私の肩をバネにしマンションにかけて行った(^_^;)
やはりミロは開けた窓からぶら下がっていた。窓枠のミロを確認し、私は菊地さんの部屋の前にいた。
『おはよう、美和ちゃん』『佐々木さん、おはようございます。うどんの会に?』
『そうなのよ(笑)この間、ミロちゃんを届けた日に菊地さんが《毎週うどんを茹でますから食べに来て下さい》って事でね、良いにおいするから早めに来たのよ(笑)』
私達の会話をつなぐように、後ろからきた松本さんがつけ加える。
『佐々木さんおはようございます。吉井さん…めんどうねぇ、美和ちゃんで良いか。うどんの会をひらくのよ。菊地さんって食べてもらう事を楽しんでるらしいわ』
階段をあがってくる音がし藤永さんもやってきた。
部屋にお邪魔すると早々とミロは台所の前に座っていた。
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