《第2部・第1章》

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ひと悶着あるかと思った矢先…私の番がきたっ! 【ちゃんとあの女子のレジに並ぶのよ】車の中でそう言われたとうり、しぶしぶ並んだけど…イライラしてる顔を見たらやっぱり怖い…ー。 私のベーコンレタスバーガーのセットを先に言いメモを読んだ。注文はこんな感じ↓ ※ビッグマックのセット4つ ※ベーコンレタスバーガーのセット4つ ※フィレオフィッシュのセット1つ 『ちょっと!便利屋!あんた何様!』 注文にキレた目だちめ女子は身を乗り出して私を睨み、私は後ずさりする。 『お客様でしょっ!』と目だちめ女子に一喝し、私に平謝りの女性指導員。 『謝る事ないじゃん!便利屋がセットメニュー10つも食べんのかよ!嫌がらせじゃん!』 指導員が目だちめ女子を睨み返すのと同時に、松本さんが私の横に並ぶのが同時だった…ーーー。 『嫌がらせ?あそこに8人…あのテーブルで待ってる人たちと、あたし達の注文なんですけど嫌がらせになりますか?お客様に対してみんな平等だと思いますけど?』 ぐぅの根も出ずに松本さんを睨み返す目だちめ女子。負けてない松本さん。もっともグラサンなんで睨みをきかせてもわからないけど。迫力に負けそうな私は下を向き震えていた。 指導員が私と松本さんに平謝りし、後ろで頑張っている従業員らに注文を流す。テキパキと作業をする従業員さんを見て私は涙が出そうになった。 あのテーブルにいる8人って?視線を合わすと…お母さん・お父さん・藤永さん・佐々木さん・菊地さん、そして、知らない人達3人がテーブル2つに分かれ座っていた。 いつの間にぃ? あれだけの数なんでやはり15分は待った。指導員2人従業員2人、直々に運んできてテーブルに置いてくれた。 『ありがとうございました』と深々と平謝りされ松本さんは『大勢で押しかけてごめんなさいね』と謝り返す。私も松本さんの横で頭を下げた。 もうこのマクドには来れないかも…
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