蛙鳴蝉噪

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「灯真様、次の件ですが…」 「あぁ!灯真様!探しましたぞ!今度の遠征なのですが…」 「灯真様!異能者の犯罪の件ですが…」 「あー…だりぃ…」 家臣達からの提案や相談等を終え真っ先に向かったのは、百花繚乱のいる場所。 「終えられたのですね、灯真様」 そこには珍しく聖羅と菊花もいた。菊花はお狐と話し込んでいるようだ、聖羅が灯真の方へ来た。 「お疲れ様です、菊花から異能者の正確な情報を聞いたのですが…今回は私が行ってもいいですか?」 「?なんでだ」 「…吉原遊郭の方のようで…、デリケートな部分もあるかと思いまして」 女にしかわからないことか、と納得し遊郭にいるとされる異能者の事を灯真は聖羅に任せた。
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