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「あぁ、今日は休暇な、久々に外で遊んで来いよお前ら…ただし博打は禁止な、丁半お狐」
ぎくり、という音がまさにあうような反応を見せる3人に灯真はため息をついた。
灯真、聖羅、菊花がいなくなった部屋で各々が自由に過ごしていると、癸が戊のファーを引っ張った。
「んお?なんだ?」
「…神社……」
「散策か?じゃあ行くか、甲、辛、丙お前らも来い」
神社、というワードだけでよく分かったな、と思った妖3人は目をぱちくりさせていた。
「…五行にしかわからん暗号?」
「んなわけ…あるか…あいつら五衛出身…っ」
「わお、秘密主義の五衛かよ、暗号だな暗号」
3人の好き勝手言う言葉が聞こえたのか戊が苦笑する。
「暗号じゃねぇよ、癸は口数すくねぇから俺しか分からないだけだ」
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