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宇宙エレベーターの共通重心が有る静止軌道上、また、それではカバー出来ない高緯度地域用の極軌道上には、この時代大量の〈太陽光発電衛星〉が周回しています。
軌道上で高精度の制御を受けるそれらは、軌道上で大量の電力を生み出します。
それぞれの電力は、余り雲の無い赤道近くの送電ポートに無線で送られます。
他にも、浮力気体を積んだ無人航空機が、成層圏上を飛びつづけて電力の受信と地上への再配信をしたりも。
そうして地上へ届いた電力は、まず生活用に直接使われ、一部を二酸化炭素の分解に使います。
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