●温暖化について

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 当初の設定では、世界は温暖化の暴走によって海面が急上昇して……という事ぐらいしか決めていませんでした(まあ元ネタは小学生の頃に考えた物だし、仕方ないと言えば仕方ないんですが……。)    僕はあまり社会情勢や法律には詳しくないので、正直それから練り直した社会設定案も稚拙極まれり、と言った具合でこの部分に関しては余り自信がありません。  一先ずはここまで考えたよ、という物をこれより下に書いていますので、何かツッコミをお持ちの方がいらっしゃるならば、是非コメントでお教え頂ければ幸いです。 *  近未来、地球温暖化は予想より緩やかに変化するように見えたが、太陽活動の突然の活発化を皮切りに暴走を開始。同時並行で食糧問題と難民問題が発展し、世界中で人々が海洋に「滲み出る」事を余儀なくされる事態へ発展しました。  人類の海洋進出と言えば聞こえは良いですが、その始まりは中東やアフリカなどから溢れ出した「海洋難民」が、船舶や廃材などを使って海上に作った違法居住地群だった、と考えています。  奇しくも同じ頃、様々な思惑を孕みながら巨大海上都市を建設しようと躍起になっていた首脳国は、次第に膨らむ人口と自然発生する無法の争乱に手を焼く彼らと異例の条約を結ぶことになります。    それは、彼ら自身が労働力として海上都市を建設する代わりに、自らの手で建設した「国土」と国連の補助による「政府」を制定し、「国民」の総意をもって独立国として認める、という物でした。  こうして世界中では人工海上都市の建設爆発が起こり、次いで大西洋、オセアニア沖、インド洋と各大洋上で独立宣言が高らかに謳われるようになりました。後の教科書では初の海上都市国家の独立ラッシュを「蒼い春」と呼ばせています。
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