騒がしい中の爽風

5/13
前へ
/125ページ
次へ
「だけど、俺は実架をオマエのもんになんてさせない。必ず俺のもんにする。」 「ふざけんな!」 自分でも、初めての感情が生まれた。 実架を碧のものなんかにさせたくない。 「ほらな。オマエも好きだろ?」 「………ああ。」 実架を好きだ。 「じゃあ、お互いに絶対に諦めない。」 俺が実架を奪う。 そう心に決めた。 階段を下りた所に、実架と憑也、ナケが居た。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加