電車の中の陽だまり

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それには憑也も同じ事を思ったらしくナケの腕を掴んだ。 「痛い、痛い」 「オマエは小食だろう。」 「あ、はい。」 憑也、恐っ! 見た目に寄らず、力が強い憑也はたまに蒼介たち男子を泣かす。 ナケも涙目になってきた。 「…憑也、もう止めてあげて。」 「わかった。」 うわ…。 ナケの腕には、憑也の手形。 真っ赤に残ってる。 きっとしばらくは消えない。 「ごちそうさまー」
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