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とりあえず、気になることをメモ帳に書き出してみる。
・なぜ総司はこっちの世界に来たのか。
・江戸の世界と現代は共存しているのか。
・どうして、タイムスリップできたのか。
・どうしたら総司は江戸に帰れるのか。
「とりあえず、私が調べなきゃいけないのはこの四つかな」
ぴらっとメモ用紙を見せた。
メモ用紙を見ては、総司は眉をはの字にさせた。
「これは、どういう意味…」
「まず、総司は何でこっちの世界に来たんだろう？」
すると、総司は照れながら言った。
「私の横で寝かしつけられていた杏奈はあまりにも秩に似ていて、帰ると言った杏奈について来てしまったからではないのか？」
「そっか。そんなに秩さんの事が好きだったんだね」
何か、秩さんの話ばっかりだなぁ。
「其方も秩に似ていて、美しいぞ」
へっ！？
「冗談辞めてよ！」
ボッと頬が熱くなる。
「いや、今のは冗談ではなく本当なんだが…」
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