温故知新の巻

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「はぁ~、本当に沖田総司なのかな?」 思わずため息が出る。 部屋着を脱ぐと、冷房の冷気が体にヒヤッと当たる。 7月の通学時間は暑いからなぁ、など考えていたら気分が重くなる。 ガチャッ! 「きゃっ!」 焦った顔で総司がドアを開けた。 「階段って何処にある….って、すいませんでしたっ!」 「階段ならこの部屋から真っ直ぐ歩けばあるよ」 バタンとドアを閉めて、嵐のように去って行った総司。 最悪。 嫁入り前に男性に半裸を見られた。
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