波乱万丈の巻

2/8
前へ
/30ページ
次へ
「あなたは誰?」 笑顔で聞く私。 「私の名は沖田総司(おきたそうじ)だ」 そう答えた沖田総司と名乗る男と私二人は、何処か江戸の世界を感じられる古めかしい部屋にいた。 「私家に帰らなきゃ」 申し訳なさそうに言う私。 「えっ!?では、私も着いて行こう」 ゴホンと咳払いをして、沖田が言った。 「えっ!?着いてくるの?ていうか時間ないからもう行くよ」 パニック状態の私は、時計も見ないで時間がないと言い、布団で寝ている沖田総司の手を引いた。 「うわっ」 沖田は驚いた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加