◆第三者の告白◇

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違う。 私だけがまだ、上がりきれていないんだ、このゲームから。 終了宣言をしたのは自分のくせに。 そのくせ、心の中ではいつまでたってもゴールに辿り着けないでいる。 忘れたい、忘れたい。 でも、忘れたくても忘れられない。 “本気だった” それが本当だとしてもどうすることもできない。 会いになどいけるわけがない。 今更、どの面下げて先輩の前に顔を出せるだろう? 私は“ゲームだった”と言ったのだから。 「…っ  …ああっ―――…」  神様、このことを笑って話せる日はいつか来ますか? 報われる日は来ますか? いつかは、完全に忘れられますか? 教えてくださいその日を。 どうか、教えてください。 今、教えて―――…!
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